2023年7月22日(土)の「ブラタモリ」は「山形~山形は何度も生まれ変わる?~」でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今回のタモテバコ:山形は何度も生まれ変わる?
今回の案内人
・山形大学 教授 山田浩久さん
・山形大学 名誉教授 大友幸子さん
今回のルート
①山形市のさくらんぼ畑
➁立石寺(通称山寺)
➂山形城
④山形県郷土館 文翔館
【繁栄その①】立石寺を中心とした信仰の地
立石寺(山寺) 860年 天台宗の高僧 円仁が建てたと伝えられる
・東北有数の霊場
・信仰の対象となった岩の成り立ち
①約800万年前 大規模な噴火で堆積したものが凝灰岩となる
凝灰岩 火山灰などの火山噴出物が堆積してできた岩石
➁雲形浸食が起こる(1メートルの穴ができるのに1000年から1万年かかる)
➂古くから信仰の対象になる
雲形浸食 凝灰岩に含まれる小石が落ちて小さな石ができ、
雨によって穴の近くに凝灰岩の成分の結晶が集まる
結晶が大きくなると岩ごとはがれおち、穴が大きくなる
→岩の近くに山寺ができ、街道が整備され、人々が集まるようになった
信仰を中心とした町が誕生
【繁栄その➁】最上義光(初代山形藩主)による繁栄
1600年 最上義光は上杉軍と戦い、天下統一に貢献した
→57万石を与えられる(1602年当時5番目の石高)
・金箔瓦を使用していた(織田信長、豊臣秀吉が使用、権威の象徴)
・広大な城があった(全国5番目の235ヘクタール)
(・・・衰退)
最上家が3代目でお家騒動で山形藩から去ると
その後は藩主が頻繁に変わるようになり
石高は江戸末期には5万石まで減少した
【繁栄その➂】紅花がもたらした繁栄
紅花 赤い染料のもととなる 着物や口紅に使われた
・全国で生産されていたが山形で全国の半分近く生産されていた
・紅花は大変貴重で山形商人たちは莫大な利益を得た
(米の100倍、金の10倍)
・山形藩主の力が弱く専売制にならなったので
商人たちは利益を上げることができた
・豪商に藩の資金を用立てさせていた
(・・・衰退)
江戸時代末期になると海外から安い紅花が輸入されるようになり、
近代になり化学染料が登場すると山形の紅花需要は減少した
【繁栄その④】三島通庸(山形県初代県令)がもたらした繁栄
・城の外側に県庁を建設、新しい建築様式を取り入れた
・東北初の西洋風官庁街を作った
→全国屈指の先進都市になった
・農業試験場を建設、さくらんぼの苗を取り寄せ商品作物としての礎を築いた
→山形県産のさくらんぼが全国の7割を占める
タモリさんの衣装
・ブルーのジャケット
・薄い黄色とグレーのボーダーシャツ
・グレーのパンツ
・グレーの靴
今回のランチ:残念ながら写真はありませんでした
★★★★★★★★★★
山形にあれほど立派な城跡があったり迎賓館のような
文翔館という建物があるとは知りませんでした。
そしてタモリさんの言うように山形城跡にあった
最上義光の像の向きは違っていると思いました・・・
確かに今からでも遅くないから横向きにしたら
かっこいい姿がよく見えると思いますよ。
ブラタモリ 毎週土曜夜7時半~ NHK総合
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