2025年6月29日(日)の「ポツンと一軒家」は群馬県でした。
以下、まとめと感想と少しネタバレです。
今週のゲスト:小澤征悦さん、中村アンさん
所さんが小澤さんに「都会でも羽根伸ばして生きている」と言われていたのが
面白かったです。
今回捜索隊が聞き込みしたポツンと一軒家情報
・コバヤシさん(60代)
・麓の町で酪農業をしていたが10年ほど前に廃業
・目指す場所は牧草地
・建物は作業小屋
道を聞いた方は若い方2人でしたが、片方が地元の方で目指す家の主は小学校時代のサッカーの監督だったそうです。すごい偶然ですね。
目指す一軒家に行くための林道が土砂崩れで通行止めに
・林道に入るところで「全面通行止」の看板があった
・林道は6キロ先から安全が確保できないとあったので目指す家が6キロ以内に
あるかもしれないと入っていく
・舗装道路で轍もあり通行止めになっているとは思えない様子
・「危険 落石 通行者は自己責任で通行してください」という警告看板が
設置してあった
・道の端に落石がいくつもあり、傾斜に設置された落石防止柵には落石が
無数に引っかかっていた
・倒木が道を塞いでいるところでUターンした
捜索隊は怖いといいながらゆっくりと進んでいきましたが、
さすがに倒木はどうすることもできないので引き返すことになりました。
道を聞いた方に目指す一軒家の主の麓の家の場所を聞いていたので、そこへ向かうことにしました。
今回捜索隊がお邪魔したポツンと一軒家
・コバヤシさん夫婦(70代と60代)
・3年前に酪農業を廃業
・最盛期は乳牛100頭を飼育していた
・牧草地は20町(20ヘクタール) ※東京ドーム約5個分
・目指す牧草地は年に1度草を刈っている
目指す場所は戦後の開拓地
・昭和24年に7世帯が開拓で入り30年住んだ場所
・足尾銅山に材木を運ぶ仕事があった
※製錬するための燃料に使われた
足尾銅山
・群馬県と栃木県の県境にあった江戸幕府直轄の銅鉱山
・採掘された銅は寛永通宝に使われた
・足尾銅山の西側に多くの労働者が定住していた
・昭和48年閉山
・1軒を自分たちが食事をしたり休憩する場所として残す
牧草地は四駆じゃないと走れない
・倒木は主がバッサリ切って通れる道にしておいてくれた
・捜索隊は道幅が狭く崖が迫る道を恐る恐る進んでいった
・牧草は最初はオーチャード(寒い場所で生える品種)を植えていたが
気候に合わなくなり、リードカナリーに変えた
・主の四駆の車に捜索隊が同乗させてもらい牧草地を走って移動
・牛の糞を麓の牧場からトラックで運び堆肥小屋で堆肥にしていた
・様々な重機が置いてある
・牧草地が荒れないよう年に一度は牧草を刈っている
堆肥は牧草地に徐々に撒いて処分してゆくゆくは堆肥小屋も解体したいと
主たちは話していました。
たくさんの重機を持っており、その重機がどれも高額で酪農をするのが
いかに大変なことかと思いました。
酪農業を廃業したワケ
・後継者が不在
・主たちの体力が限界
・主は酪農一筋55年、奥さんの実家も酪農業だった
・代々農業を営むようにという先祖からの家訓があったが8代目の主で途絶えた
お二人とも牛が大好きで酪農の仕事に誇りを持っているのがよくわかりました。
でも自分たちできちんと辞めて始末するのはすごいことだと思いました。
これから山の上の牧草地をどうするか
・牧草地として貸し出したい
・何年か待ってダメな場合は植林して林に戻す
山を荒らさない木を植えたい 主
・今まで休みなしで仕事をしてきたので夫婦で旅行に行きたい
どこでもいい、2人でいれば
牛飼いの世界じゃなくて知らない所へ行く 主
主も奥さんも酪農がとても好きで、その話をするときはとても楽しそうでした。
一方で後継者がいなくて廃業したことについては納得している様子で、
なかなかできることではないなと思いました。
主たちがあれだけ手入れしてきた牧草地を借りたいと言ってくれる人がいると
いいなと思いました。
来週はお休みで次回は7月13日(日)2時間スペシャルです!
ポツンと一軒家 毎週日曜夜7時58分~ テレビ朝日
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